これ以上サビさせない！高圧洗浄から始める金属屋根塗装！小浜市での施工レポート

今回着手したのは、小浜市にあるお住まいの屋根塗装工事です。
経年によって屋根にサビが見られる状態でしたが、施主様の期待に沿えるように、適切な下地処理と塗装により、美観と防錆性の回復を目指してまいります。

まず初めに現地調査を行った際、屋根全体に赤茶けたサビが広がっているのを確認しました。

場所によっては塗膜の剥がれや、金属の腐食も見られ、下地そのものの防水性能が著しく低下している状態でした。

こういった状態の屋根を放置すると、雨水が建物内部に侵入し、雨漏りや構造材の劣化につながる恐れがあります。

屋根は普段なかなか目にすることのない場所ですが、紫外線・風雨・雪など、外的ダメージを常に受け続ける非常に過酷な場所。

だからこそ、しっかりとしたメンテナンスが必要です。

今回のような重度のサビが発生している屋根では、表面をキレイに塗り替えるだけでは不十分です。

最も重要なのは「下地処理」――つまり塗装前の準備工程です。

【高圧洗浄で徹底的に汚れとサビを除去】

まずは塗装前の高圧洗浄からスタートしました。今回使用した高圧洗浄機は、最大150kgf/㎡の水圧で、屋根表面にこびりついた汚れ・苔・古い塗膜・そして進行したサビを一つひとつ丁寧に洗い流していきます。

ここで終わりではありません。

表面的にキレイにしても、目に見えないサビの進行や脆弱な塗膜も残っています。

洗浄後は**ケレン作業（サビ落とし・研磨）**を行い、塗料の密着性を高めるための下地づくりを進めていきます。

【屋根の状態に応じた材料選定と施工方法】

サビの進行具合に応じて、今回の下塗りにはサビ止め効果の高い2液型エポキシ系のプライマーを使用する予定です。これは、サビの再発を防ぎ、塗膜の長期耐久性を保つために非常に重要なポイントです。

その後は、中塗り・上塗りと工程を重ね、屋根全体をしっかりと保護していきます。

【屋根の塗装＝美観＋機能回復】

屋根塗装というと、どうしても「見た目がきれいになる」というイメージが先行しがちですが、実際には機能面の改善・維持が大きな目的です。

・雨漏りの防止
・建物の断熱性能の維持
・金属部分のサビ防止
・建物全体の耐久性アップ

これらを実現するために、塗装前の工程にどれだけ手間をかけられるかが、仕上がりと耐久性を左右します。

【これから屋根塗装をご検討中の皆様へ】

今回は、サビの進行が進んだ屋根に対して、丁寧な高圧洗浄と今後の補修計画についてご紹介しました。

「見えないところこそ手を抜かない」――当社では、こうした下地処理を重視し、建物の寿命を延ばすための施工を徹底しています。

屋根塗装をご検討中の方は、**「どのような下地処理をしているか」**をぜひ施工業者に確認してみてください。数年後の仕上がりに、大きな差が出てきます。